2018年の相談事例をリライトしました。
久しぶりに読みましたが、なかなかの力作です(笑)
年金の歴史にも触れておりまして、年金を身近に感じていただけると思いますのでシェアさせて頂きます。
国民年金のスタート
国民年金の始まりは、昭和36年。現在60歳になる方と同じ年月のようです。当時の年金保険料の額はなんと!!35歳未満が100円で、35歳以上が150円だったとか。これなら「年払いで一括」で支払えますね。その後少しずつ値上がりしたものの、昭和52年でも2,200円、1万円を超えたのは平成6年なのですね。そして、令和3年4月~令和4年の3月迄は、16,610円までUPしてしまいました。
国民年金は「強制加入」へ
国民年金は昭和61年に大きな変革をしました。それは、全ての国民が「強制加入」ということになったのです。我々からすると、「えっ!それまでは全員入っていなかったの?」と逆に驚くのですが、大家族制度があり、また高度成長期・寿命の違いなどの要因で、一家の大黒柱が年金に入っていたら大丈夫な時代があったのでしょうね。私も子供だったので、肌身でその頃のことはわからないので、親御さんに当時の混乱を聞いてみると面白いかもしれません。(残念ながら、私は両親亡くなったので、既にインタビューできなくて残念です)
ちなみに、昭和36年の国民年金スタート時の平均寿命は、男性65.32歳、女性70.19歳だったとか。医療技術の進化で、寿命が延びた分「老後のお金」が必要になってきたのがよくわかりますね。
基礎年金番号が複数ある
昭和60年(1985年)、年金制度改正により「基礎年金制度」が導入されて、現在の年金制度の骨格ができました。国は「高齢者社会」に向けて、大きくシフトチェンジをし、制度改革を重ねたようですね。この時、テクノロジーの発達と共に「年金番号の統一」が行われたのです。特に女性は、ライフイベントが多いと思います。就職・結婚出産・退職・再就職・転職・起業など。その都度、年金被保険者区分が変わるわけです。私もそうでした。だから、年金手帳が複数存在したのです。
消えた年金問題
しかしこの統一、しくじってしまったのです。「消えた年金問題」覚えていますか?私はその被害者でした。ねんきん定期便の大きな封筒が初めて届いた時、いわゆる節目の歳(35歳・45歳・59歳)によ~くみると、高校卒業後働いた会社の「厚生年金」がスポッと抜けているのです。焦りました。「私何しでかしたんだろう・・」って(笑)
しでかしたのは、私でなかった!!詳しくは、コラム(相談事例)をご覧ください。「基礎年金番号」についての解説も詳しく書いています。
今思えば、30代で修正ができてよかったです。もし、今まで放置をしてしまった方はぜひ緊急事態宣言中に「ねんきん定期便」をじっくりみてくださいね!
相談事例:『ねんきん定期便の見方がわからない!”基礎年金番号”って何?』
★最後までお読みくださいましてありがとうございました!
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