【ご相談者様の傾向】パートナーに、人様に 甘えてますか!?

私が夫婦問題の渦中にいた時、ある方から「夫婦問題を抱えている女性は、甘えるのが下手なのよね」と言われたことがありました。「人は、甘えられるのが好きなのよ、特に男性は」と。

確かに・・・。私、人に甘えるのが大嫌いでした。それは子供の頃から。道端でだだをこねる子供をみて「みっともない!」と思っていました。母も「うちの子はああゆうことはしたことない」と言っていましたからそうなのでしょう。有難いことに中学までは、欲しいものは何でも買ってもらえてましたし、二世帯で住んでいた5歳年下のいとこと、8歳年下のいとこのお姉さんみたいな感覚もあったのかもしれませんが、やたらと「しっかりしないと」という意識が強い子供でした。

 

ご相談者さまも同じだった

子供の頃の悩みは、ちょっと変わった家庭環境だったので、小さいながらも心に想うことはあったのですが「友達に言ってもわかってもらえない」と判断して、自分で抱え、耐えていくのが習慣になっていました。

父の経営していた雀荘が無くなり、親が借金で苦労していた時も、小学生の私が口を出すこともできず、静観しているしかありませんでした。その後様々なご縁があり、無事に高校も卒業し、就職もできたので、人生はどんなことがあっても、乗り越えられることができると想うようになったみたいです。

その後、就職してからその『甘え下手』で『がんばり屋』な所は、更にバージョンUPし、むしろ美徳になっていた気もします。今となってみたら・・・若気の至りで恥ずかしい限りですが。

平成の時代では通用しない「奥歯を噛みしめて踏ん張る」。仕事においてもそんな状態で、自分の仕事が終わらなければ、休日出勤は辺り前で、仕事を持ち帰るのも当たり前、休憩時間も仕事をしている様な『猛烈社員』でした。勿論、有給など使ったことはありませんし、退職時もそのまま会社に献上していました。そんなことも当たり前の時代でした。

当然、出世は早いですが、からだを壊しました。心も平安でなかった。何が良くなかったというと、自分の様に頑張っていない人を心の中で責めていたと思います。ちょっと浮いた存在だったんじゃないかと・・・今思い返すとそんな気がします。

結婚した後も、その傾向は続きました。

元夫の仕事を手伝ったきっかけは、義弟が確定申告の帳簿をつけ忘れ、莫大な納税額の請求を税理士事務所からされたから。それまでは、兄弟で協力していた仕事に、でしゃばるつもりはありませんでした。しかし、一家の大ピンチ。3日で5時間しか睡眠時間をとらず、1年分の2軒の治療院の出納帳をつけ直したのです。そこからまた、私のバリバリ仕事伝説は始まりました。

その後16年間、個人事業主から法人化し、業績も右肩上がり。本当に良く働きました。女もお洒落も捨てていました。あの頃の写真をみると痛い(笑)。結果を出している人に、周りはあまり口を出しません。だから自分の非に気がつかなかった点も多々あり、夫婦問題が発生してから、人さまの反応が、徐々にわかったというお粗末な状況でした。

あの奥さんなら、浮気されても仕方がない (^_^;)

そんな言葉が耳に入ってきました。ショックでしたね。人一倍頑張り、良くやっていると思っていましたから。あの頃の精神状態はボロボロ。でもまだどこかで「私はこんなに頑張っているのになぜ誰もわかってくれないの?」という気持ちもありました。

私ほどの極端さはありませんが、少なからず、夫婦問題のご相談者さまの傾向として『甘えるのが下手』ということはあります。「もっと甘えてね」と言ってもなかなかできない。しかし、そのお気持ち痛いほどわかるんです。だってそれまで、頑張ってきて、今があるのだから。急にそんなこと言われても、それは難しいと思います。

 

頑張り屋さんは仕事はできるが、『抱え込む』傾向がある。

今は、共働きが当たり前の時代となりました。また、裕福なご家庭でも、奥様がおこづかい稼ぎでパートにでることも珍しくなくなりました。ご相談者さまも、お仕事をされている方がほとんどです。そして、皆さん優秀。職場でも一目おかれています。

色々なことができるから「頼まれる」ことも多いのでしょう。あの人からも、この人からも頼まれたり、誰もやらないお役に手をあげたり。放っておけないのです。しかし、物事には限界というものがあります。ある意味、スルー力が足りない。そして、スルーするのが嫌い。だから、何でも首を突っ込みやすい。書きながら、自分自身にも言い聞かせていますが(笑)

一昔前に「NOと言えない日本人」という本のタイトルが流行りましたが、いまは「NOと言えない昭和の女」と言った方が正しいかもしれません。多いですよ、このタイプ。やってもやっても、かえって煙たがられたり、がっかりすることも多いかもしれません。

大きな問題が起こった時、または起こりそうな前に、少し手放す努力をしたら如何でしょうか?必ず、前触れはあります。パートナーが機嫌悪くなる時はどんな時だろう?とか、パートナーがいい気になって勘違いしているのはなぜだろう?とか。モヤモヤすることがあったら、立ち止まってみてください。

 

持ち切れない荷物は、必ず落とす

家事も、子育ても、仕事も、趣味も、社会貢献も頑張り過ぎると疎かになるものがあります。それは、健康とパートナー。ある意味、パートナーには甘えているのかもしれませんが、その甘え方は間違っています。また、健康は何より優先しなくてはなりません。頑張れるのもからだが資本。特に、40歳を過ぎると5歳刻みで体調の変化があるようです。大切なものは何か、見失わないでください。

物理的にも、両手に持ち切れない荷物は必ず落とします。しかし、人生において、多くの方がそれをしてしまいます。それは、隣の芝生は青く見えるもの。人は立派にみえるもの。自分の評価は低く見積もってしまう癖があるからです。

時には断ることも大事ですし、他の人に、その役目を譲ることも必要なこともあります。

それは何も、マイナスになったのではなく、あなた様が次なるステージへ向かうためです。執着は成長の妨げになることも。神様から「もうあなたはそれをやらなくてもいいですよ」という、メッセージかもしれません。

 

頭を下げて、甘えることも必要です 

これは、私に限ってのことですが、人に甘えたくない気持ちの裏に=頭を下げたくない! という、感情が潜んでいたようです。これは、決して意識していたことではないのですが、無意識の感情です。しかし、態度で現れていたと思います。

まず、大変なことは人にお願いして、助けてもらいましょう。最初は勇気がいりますが、「可愛い演出」も必要です。キャラ替えしてしまえば楽ですから。「お願いちゃん~♡」とか言ってみたり、自分はローラになったつもりでほっぺた膨らませてみたり。甘える工夫をしてみるのです。些細なことでも。そして、大変なことでも。

パートナーには常日頃甘えてあげるところを作っておくと良いでしょう。例えば、「重い荷物は絶対に動かさないでおく」とか、「ベランダ掃除は任せる」とか、自分に余裕があっても手を出さず、しかし、しっかりと「お願い」と頭を下げること、「ありがとう」のお礼や感謝の言葉、メッセージも欠かさないことが大切です。

こんな言い方は雑かもしれませんが、お金を払ってお願いできることは、頼った方が良いこともあります。優先順位は「あなたしかできないこと」フォーストで。

しかし、時には的が外れることもあります。なんでダメなんだろうと考え過ぎず、それは選択が間違えていただけです。また考え直せばいいのですから。

大きな失敗をしてから、私は人に頼ることを覚えました。今もお仕事において、とにかく良く相談をしています。それにより「人様と共感できる喜び」というものを以前よりも知りました。できないことが多い私のために、優秀な方が周りに沢山集まっていらっしゃいます。感謝ですね。そう、手放したかたこそ、集まってきた・・・と言っても過言ではないと思います。

 

それでも無理…という方は、もしよろしければ、その悩み、私に半分持たせて頂けませんか?(*^_^*)

ご相談者の中には、いつもいつも選択ミスをしてしまう方がいます。「どうしてそう考えるのかな?」という事も多々ありますが、一緒に考えて、作戦をたてながら、人生切り開かれている方もいます。甘えてください。

 

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